岩科蓮花の文字暦8月です

大学の授業で、「文字組み」（アナログ）というものを習いました。

文章がダーっとテキスト状に打ってあるものを、文字数を数えながらカッターで切り取り、
行間を考えつつ、のりとピンセットで 貼っていく という地味～な作業です。


新聞など、印刷物はこういう苦労があって作られているんだなぁと改めて感じました。
私の原稿もこうやって作ってくれるんだなぁと思うとありがたいものです。


さてさて
遅くなりましたが、8/7（土）掲載 静岡新聞コラム 「岩科蓮花の文字暦」 全文です。

今回は私の好きな果物、桃のお話です。どうぞ～☆


【岩科蓮花の文字暦】　-8月‐

果物はなんでも美味しいと思いますが、桃の美味しさは明らかに群を抜いていると
思うのは私の思い過ごしでしょうか？？

なかでも先日食べた桃は、今まで味わったことがない、これまでで最高に
美味しい桃でした。

皮が手ですぅ～っと剥けるのはもちろん、かぶりついた瞬間にジュワーっと
あふれてくる果汁、あまりのジューシーさに桃を食べているのか飲んでいるのか
分からなくなるくらいの食感。

芯まで甘くて柔らかくて、種まで食べてしまいそうでした。

私の知人で桃好きの人がいるのですが、
あまりの美味しさに「倒れてしまいそうだ」と言ったら、本当にそのまま
倒れてしまったそうです。言霊、恐るべし。

8月の文字暦は桃。美味しい桃の断面を表現しました。